産後や妊娠中のサプリメントについて、足し算よりも引き算の方が重要な気がする
産後や妊娠中に不足した栄養を補うためにサプリメントを摂取しようかなと検討されている方も多いのではないでしょうか。という事で、サプリメントについて少し考えて見ましょう。
赤ちゃんや自分のカラダが心配な気持ちは分かりますが、慎重に行動しましょう。
産後や妊娠中には、つわりなどで食事が十分にとれない事がありますよね。もちろんそんな場合には、補助としてサプリメントで補う必要もあるかと思います。
近年、サプリメントの過剰摂取は健康状態を損ねるという事で問題視されています。健康食品、サプリメントの市場規模も年々増加しており、特に女性の中では40代以上の方によって占められているようです。2012年でも市場規模はなんと1兆4,746億円という規模になっています。大企業が芸能人を使って広告を打ちまくる理由も納得です。
生活者起点での健康食品・サプリメント市場 実態 - 内閣府(PDF)より引用
■1.葉酸、鉄分について
|葉酸
>欠乏する事による危険性
心臓病や大腸がん、子宮頸ガンなどの危険性。そして、無脳児の発生リスクが高まると言われています。
>過剰摂取
貧血や紅斑、発熱、蕁麻疹、の危険性。そして、小児喘息の危険性が高まると言われています。
|鉄分
>欠乏する事による危険性
不眠、倦怠感、頭痛など。
>過剰摂取による危険性
倦怠感・体重減少・脱毛・性機能低下など。
今回は妊娠中などに良く推奨されている、葉酸や鉄分について軽く触れて見ました。どんな栄養素も、不足しても過剰摂取になっても健康状態には良くありません。素人判断するべきではないでしょう。
芸能人を使った広告などをみて、安易に摂取するのではなくかかりつけ医に相談する事が賢明でしょう。医師な方でも近年、サプリメント摂取について注意を促している方も増えてきています。
本当に自分に必要なのかを判断する事が「どんなサプリメントが良いのか?」よりも重要な事です。以前、妊娠した友人から相談されましたが、色々説明させて頂きましたがあまり納得していただけなかったようで、医師に相談することを進めた結果「いらない、いらない」の一言だったようです。
■2.サプリメン摂取よりも、不健康な食品を避ける事の方がカラダに良い
妊娠すると無事生まれてくることを願って「出来ることをしたい」と、ほとんどの女性が願う事でしょう。その気持ちがサプリメントの摂取になるわけですが、足し算よりも引き算の法則でカラダに悪い食品を減らしていきましょう。
砂糖、お酒、塩分、マーガリン(バターと似ているが全く違います)、食品添加物を使用している食品、スナック菓子、ファストフード、ジュース(スポーツドリンク含む)などなど
カラダに悪い食品は上げればキリがありません。www
サプリメント摂取を検討するよりも、毎日の生活の中で見直せる点がないか考えた方が、カラダにとっては良い影響が出るでしょう。
■まとめ
- サプリメントで栄養素を過剰摂取する事での危険性もある。
- 広告を見て自己判断しての摂取は控える。
- どうしても心配ならば、医師に相談する。(出来れば複数)
- 不健康な食品を避ける事の方がカラダに良い。足し算よりも引き算が重要。