食べていないのに痩せない時の理由と対処法
ダイエット中に「食べていなくても痩せない」状態に陥る方も多いのではないでしょうか。当院でも初診時にお話しをお伺いすると一年以上1000kcl以下の生活を続けても「痩せない」何て方もいらっしゃいます。
ダイエットは怖くて「食事を減らす」を続けていると、ドンドンエスカレートしていくところが非常に怖いところです。ダイエット=カロリー制限と捉えると痩せにくいまたは、痩せない状態になるので注意が必要です。
ということで「食べてなくても痩せない」について説明します。
■1.食べることで代謝が上がる
人の一日の消費カロリー割合から考えてみましょう。
- 基礎代謝:約70%
- 運動消費:約20%
- 食事誘発性熱産生:約10%
大まかに言うと一日の消費エネルギーは3つに分かれます。今回はこの中で重要な食事誘発性熱産生について突っ込んでみます。
|食事誘発性熱産生とは
食事をすると消化活動が体内で行われます。食事をすると体温が上がることを感じると思いますが、内臓の消化活動のためにエネルギ―を使います。
食べないことで、この食事する事で消費されるエネルギーがドンドン低下していく事で「食べていないのに痩せない」原因の一つになります。
■2.食べないことを続けるとカラダが「ちょっと待ってよね~♪」(工藤静香さん風)と反応
ホメオスタシスとは、生物および鉱物において、その内部環境を一定の状態に保ちつづけようとする傾向のことである。
wikiより
ということで、著しく食べる量を減らすと「トラブル発生」とカラダが痩せるないように反応します。いわゆる停滞期状態に入ってしまうわけです。
「このままでは、命が危ない」とカラダが反応している状況で、そのままの食生活を続けても痩せていく事は可能性的に考えると非常に低くなります。このように、極端に食べない生活を続けると「痩せない」という事にカラダが反応していきます。
人により度合がありますが、少し点を変えてダイエットに取り組み必要があります。
■3.「食べていないのに痩せない」時の対処法
さて、この状態に入ると中々体重も落ちなくてストレスが大きくなります。そして、食べることに対して罪悪感を抱く事もあるでしょう。そこを敢えて書きますね。
「少しだけ、摂取カロリーを増やしてみましょう」(好き放題食べるという意味ではありません)
半月程度で構わないので、摂取カロリーを増やしてカラダをリセットする必要があります。この期間にもしかすると、体重が増えることもあるかもしれません。
一度カラダがリセットできれば、後は同じことを繰り返さないように体重を見ながらダイエット(適正な食事とトレーニング)を再開すれば、正常にダイエットが成功出来ると思います。
ダイエット=消費カロリーを抑えるという事ではありません。適正な方法を行い、キレイに痩せるを手に入れてください。恐らくあなたの目的は、骨皮筋エモンのようなカラダになる事ではないはずです。