体重が落ちているのに体脂肪率が落ちないとお悩みの方へ
さて今回はダイエット中の体脂肪率について解説していきます。と言いますのも「体重は落ちているのだけど体脂肪率が変わらない」というご相談を頂きます。詳細を説明する前に体脂肪率について復習しておきましょう。
■1.体脂肪率とは
体に占める脂肪の比率。生活習慣病との相関は薄いため、メタボリックシンドロームの診断基準には採用されていません。
体脂肪率は体に占める脂肪の比率をパーセントで表したものです。体脂肪計を用いて家庭でも簡便に計測できますが、体脂肪計の原理(電気伝導度法・生体インピーダンス法)は脂肪組織の電気抵抗が高いことを利用して、体に微弱な電流を流して体脂肪の量を推定するもので、体内の水分の量や分布に影響を受けやすいのが難点です。
例えば両足間に電流を流す下肢型タイプでは、朝にくらべ夕方では下半身に分布する水分が相対的に増えるために電気抵抗が弱まり、体脂肪率は低めに出ます。食事などで水分を摂取した後は同様に低く、また排尿後もしくは入浴や運動などによる脱水後は逆に高めに出ます。 厚生労働省より引用
のようにカラダの脂肪の比率になります。また自宅で計測する方は体重計で計測されると思いますが、正確に値を知ることは困難なためあくまでも参考地としておくといいかと思います。
●#1-1女性の体脂肪率について
ダイエット方法ネタ本さんより引用
先日熊田曜子さんが体脂肪率を公表されていました。数値は15.9%と多くの女性が憧れるの数値ではないでしょうか。普段から相当頑張っていらっしゃると思います。体脂肪率30%を超えていると女性は「肥満の傾向」が強いと出ています。
脂肪吸引なども体脂肪率30%を超えている場合は手術を断っている医院も多いようです。(脂肪が多すぎて手術のリスクが高くなるため)
ひとまず女性の場合は「体脂肪率30%を切る」を一つの目安とするといいのではないでしょうか。
■2.体重は落ちるが体脂肪率に変化が起きない場合の可能性
●#2-1体重が落ちるの内訳
「ワ~オ、体重が落ちたわ!!」と順調に体重が落ちる事は嬉しいことですよね。ところがどっこい、体重が落ちる時にはダイエット方法により内訳が変わります。
- 脂肪
- 水分
- 筋肉
ダイエットをする際にはこの内訳が重要になります。サウナ、有酸素運動などはカラダの水分が一時的に落ちているだけなので減量とは言えません。
●#2-2ダイエット中のカラダの反応
体重が落ちる時には必ず脂肪だけでなく筋肉も減少していきます。食事制限のみのダイエットや強度の糖質制限ダイエットなどは水分量の低下、筋肉量の低下が激しく起こります。
ダイエットに取り組む際にはどれだけ筋肉量や代謝を下げずにダイエット出来るのかが成功の秘訣になります。
これが出来ないと「一度痩せたものの体重が維持できない」いわゆるリバウンドが起こりやすくなります。
しっかりとコントロールスロ事でリバウンドのリスクを最小限に抑えることが出来ます。
■3.体脂肪率が変化しない理由
やっと本題になります。笑
ここまでのように体重が落ちる際には脂肪、水分、筋肉の量が変化します。ダイエット方法により同じ体重が落ちても内訳が変わってきます。
●#3-1体重が落ちつつも体脂肪率が変化しない場合は
「脂肪の減少と同時に筋肉量も低下しているため比率に変化が生じていない」という事が原因かと思います。さらに水分量も変化しているためさらに正確な体脂肪率を計測する事は難しいかと思われます。
■まとめ
「脂肪の減少と共に筋肉量も低下しているため体重が減っても体脂肪率は変化しない」になります。体脂肪率が変化しなくてもあまり気にする必要はありませんので安心して下さい。
女性がダイエットする際には、なお更トレーニングをオススメします。